想像と違う!母乳がでない!激痛!母乳育児って、できてあたりまえじゃないんですね。

赤ちゃん育児って本当に本当に大変でした。産む前(想像)と、産んだ後(現実)のギャップがものすごくて。たとえば、母乳育児。出産前は、母乳なんて赤ちゃんを産めば勝手に出るもので、乳首を吸わせれば自動的に飲んでくれるものと思い込んでいました。なぜか完母でいけるという根拠のない自信がありました。現実はそう甘くなく、わが子は想像と違って乳首を口に含むのが絶望的に下手で、後頭部を抱えて乳首を口に押し込む必要がありました。そのうち乳首は切れて血が出て、吸われるたびに激痛が走りました。親子のふれあい・愛情を感じる時間というより、取っ組み合いの格闘技をしているようでした。

実母も産院(母乳育児推奨派でした)の看護師さん達も当たり前のようにミルクより母乳!と言ってくるし、自分の中にも、ミルクでは赤ちゃんが丈夫に育たないから母乳でなくてはならない、みたいな固定観念があり、さらにネットで見た「吸わせないとどんどん出なくなる」というフレーズが頭の中を巡って、赤ちゃんと2人で泣きながら格闘していました。今思えば若干ノイローゼっぽかったと思います。

母乳を出す方法として母乳外来の激痛マッサージを受けたり、母乳の出やすくなるお茶を飲みつつ、少しミルクを足しながら6ヶ月ぐらいまではどうにか頑張ったのですが、体重の増え方が芳しくないし、お腹がすいて泣かせるのもかわいそうで、ミルク寄りの混合から徐々に完ミに移行させました。友人には母乳が出すぎて大変だったという人もいるので、自分もそれだけ出ていたら最後まで母乳をあげたかったですし、わが子に申し訳ないという気持ちもありました。文章にすると簡単ですが、自分の中ではずっとずっと葛藤がありました。今日で母乳をやめようと思った日はとても切なかったことを覚えています。

母乳育児の大変さにコテンパンに打ちのめされた私ですが、育児って思い通りには行かないんだって気づかせてもらえた最初の出来事だったし、自分は自分のやり方で育児をしていくんだという決意ができた貴重な経験だったと、今では思えます。